戦前まで、日本人は国民体操として、みなが肥田式強健術をやっていました。
強健術とは、呼吸と気合いを使った動作を行ない、
エネルギーの源ともいえる「丹田」を開発する武道のような体操です。
肥田式強健術の肥田先生の元には、第二次世界大戦中、
軍の幹部、政治家などが訪ね、日本の未来について相談するほどの方で、
世界の平和を願い、東條英機に二度も終戦勧告を出された方としても有名です。
日本人の強さの研究をしてきたGHQが進駐して来て、
この強健術を見た時、これこそが日本人の精神力の強さのもとではないかと感づいた彼らは
「こんな体操を日本人がやっているのはゆるさん!」という理由で禁止してしまいました。
そのかわりに推奨されたのが、ラジオ体操です。
これにより、日本人の魂である、丹田や氣、強靭な肉体、
身体操作、崇高な精神が封印されてしまったのです。
以降、日本人は丹田を鍛えることはなくなってしまいました。
このままではいけないと危機感をもって、肥田先生の意志を継ぎ、
日本の国力をあげようと活動されているのが、中心道創始者須田 達史先生です。
格闘技では、これまで世界チャンピオン8名、
日本チャンピオン20名を輩出した名トレーナーであり、
これまで1000名を越える経営者、リーダーが須田先生のもとで学んでいます。
中心道の稽古にこういうものがあります。
自分1人で、自分よりも体格のいい4人の男を引っ張れるか。
常識で考えると、力づくでは無理です。
けど、自分の力は使わず、重力など自然界に働く力を使い、
行きたい方向へベクトルを向けるだけで、4人の男の力に勝るパワーが生まれ、
結果的には4人を引きずってしまうような結果が生まれます。
女性でも同じように引っ張れてしまいます。
言葉では説明できない現象が起きてしまうのです。
これは、稽古中での話ですが、ここで学んだ身体の動かし方は思考にも
すぐに大きな気づきが生まれ、ビジネスでも、日常生活へも置換えができるのが、
この中心道の特徴であり、他の武道とは一線を画したものと言えます。
アップル社のスティーブ・ジョブス氏をはじめ
世界中の経営者たちがバイブルとする、世界最高峰の兵法書、
宮本武蔵の「五輪書」の叡智を、知識レベルを超えて、身体動作、
鍛錬を通じて、体感できる世界がここにあるのです。
日本の企業は世界の中でも誇るべき長い歴史を重ねてきた企業が多く有ります。
世界最古の企業上位3位までは日本の企業が独占し、
さらに、創業200年を超えた世界中の企業の中で、
日本の企業が占める割合は40~45%と言われています。
数々の自然災害、敗戦、経済危機を体験しながらも、
これほどまでに歴史ある企業が多く残っているのは決して偶然ではありません。
最新のものを外に求めずとも、日本の中に残っている叡智を、
いま一度見つめ直す時期が来ているのではないでしょうか。
文:中心道生 隈部周作(株式会社イメージ・ジャパン 代表取締役)